Ihr Reiseplan

 今日、気候不順は世界共通のようですが、8月の下旬といえばドイツでの早朝はかなり冷えます。その日も朝の冷えは厳しく、結婚式に出席する服装ではあまりに寒すぎ、風邪も引いていることですので温かい服装に着替え直して出かけたくらいでした。

 ドイツでの結婚式は初めてのこと、その結婚式はどのようなものであり、どのような服装がふさわしいのかわかりませんでした。何しろ旅の身でもあることですし、用意するにも限度があります。

 そこでドイツ事情に詳しい方にお聞きすると、ドイツは日本と違って華やかなことは全くなく結婚式のためにわざわざ洋服を新調する人はいないということでした。

 20年ほど前、ドイツから福井に来られ、越前焼や藍染めを学んでおられたお二人がドイツに帰られ結婚されました。そのとき送られてきた結婚式の服装も、花嫁さんは黒か何かのあまりにも地味な服装で驚いた記憶があります。

 朝、タクシーが迎えに来てくれましたので7時40分にヨハネスハウスを出て、シュツットガルト行きの電車に乗るためにフォルツファイムの駅に向かいました。駅まではタクシーで25分くらいかかるとのことだったのです。

 フォルツファイムの駅から普通列車で3~4駅でシュットガルトに着きました。普通列車といっても車内は日本の特急よりはゆったりとしていて明るく、綺麗でとても快適な列車でした。

 以前ハンブルクからベルリンまで一人で帰らなくてはならなかったときのことを思い出しました。日本の超特急列車や特急に当たるドイツの列車には、各シートにその列車の出発駅から最終駅までの停車駅とその時刻が印刷されているパンフレット“Ihr Reiseplan”が置かれているものです。しかし、そのパンフレットに書かれている通りではなく、止まるはずのないところで止まったり、日本のように時間的に正確ではないので、どこを走っているのか分からなくなり、無事ベルリンで降りることができるかとかなり心配になったことがあったのです。ですから念のために近くの席の人にシュツットガルトで降りたいので着いたら知らせてほしい旨頼んでおきました。

 その心配もよそに、シュッツガルトには意外に早く着き、駅名もはっきりと読め、明るく分かりやすい駅でした。駅には、ドイツ在住の娘の友人だという方が迎えに出てくれることになっています。列車を降りると列車の一番先頭近くのホームに立って私の到着を待っていてくださっているのがすぐ目に入ってきました。

 いつも思うのですがドイツの駅は日本のように改札口というものがなく、駅で切符を買えばそのままホームから乗り降りが自由でそのオープンさがとても楽なのです。

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