1月中旬の強い寒気の南下により全国的に気温は下がり、鹿児島や宮崎でも降雪がありました。県内では15日に今冬の最深積雪を観測しました。今年の冬の積雪をまとめてみました。嶺南の敦賀や小浜では平年よりも少ない積雪量でしたが、嶺北は4年ぶりの積雪量となりました。各地の最深積雪を平年値と比較しますと、福井は49cmで平年並み、大野は131cmで1.6倍、九頭竜は208cmで1.7倍、武生(越前市)は60cmで1.9倍、今庄(南越前町)は91cmで1.1倍、敦賀と小浜は平年よりかなり少ない積雪でした。比較図をご覧ください。

 気象庁は気象現象による災害の程度により特別名称を付けています、昭和20年以降の降雪災害で豪雪と名付けたのは「昭和38年1月豪雪」と「平成18年豪雪」だけです。前者は死者行方不明231人(福井県は25人)、後者は152人でした。「大雪」と名付けた災害は12回あり、昭和56年に福井と敦賀で196cmを観測した年でした。

 冬季は路面の凍結により、交通事故が多発します。1955年まで気象台は「最低接地気温」を観測していました。地面に温度計を置き、直射日光を避ける為に風通しのよい木箱を被せて観測していました。積雪があると地面は雪に覆われますので、雪面に移動しますが、降雪が続くと観測不能になります。冬季間は観測中止がしばしばありました。1955年2月の積雪のない日の最低気温(地上約1.5m)と最低接地気温の温度差は約3度でした。最低気温が3度以下になると地面の凍結は始まると言えるでしょう。