今年初めて、ツバメが無事成長し巣立っていくまでを見届けることができました。

 ここ5~6年の間、ツバメが巣を作らない年はなかったのですが、巣立ちを間近に見ることができたのは初めてです。3羽の雛が順々に巣立っていったようです。

 卵が孵って巣立ち間際までに成長した雛に、親鳥がしきりに飛び立ちのお手本を示しているのです。そのお手本を見て、一番はじめに孵った雛は、何の問題もなく勢いよく自力で玄関の入り口から巣立っていきました。しかし、2番目、3番目に孵った雛は、巣立つに十分な時期が来ているのになかなか巣立とうとはせず、親鳥に“早く飛びなさい、大丈夫よ”といわれんばかりにつつかれて、ようやく飛び立ったのです。

 しかし、飛んだのは開いている玄関の入り口からではなく、玄関の横の窓の上にはめられているガラス戸を外と勘違いしたのでしょう。そのガラスめがけて飛びたち、ガラスにぶつかってバタバタしているのです。それでもまだわからないようで、何度もそのガラス戸から飛び出ようと試みるのです。ただガラスにぶつかるだけ。なかなか飛び立つことができないでいるのです。

 親鳥は玄関の外や窓のあたりを飛び回りながら、なかなか飛び立てない様子にハラハラしているようです。そこでお節介ともおもいながら、箒を持ち出し、なるべく脅かさないようと、ガラスに飛びつく雛の上の方からほうきを静かに下げていき、ガラスの下の窓から出られるようにガイドしてあげると、やっと窓から飛び立っていきました。