1表

2表

 今年の「二百十日」「二百二十日」は無事に過ぎました。立春から数えての日数で、この頃は台風が襲来して災害が起こりやすい時期と言われていますが、統計ではそうではありません。気象学者堀口由己氏によると、この頃は出穂期に当たり、強風が吹くと減収になる恐れがあるため注意を喚起する意味で使われたのではないかと言っています。江戸時代から二百十日は使われています。

 今年は残暑が厳しく9月の最高気温、福井の36.6℃と敦賀の36.7℃はいずれも観測以来の1位となりました。月平均気温は福井24.3℃,敦賀25.2℃で1999年の記録に次ぐ2位でした。

 知人からよく言われます。今年の猛暑の反動で冬は大雪ではないかと。今年の特徴は猛暑と台風の発生が少ない事です。気温で調べてみました。

 9月の月平均気温が高かった1位から5位までの年の翌年の最深積雪を見ますと、福井は多い年で82cm、少ない年は43cmで、平均しますと64cmとなりました。敦賀は多い年は90cm、少ない年は17cmで、平均47cmでした。この平均値はいずれも平年並みに相当します。

 次に台風の発生数(1951年以降)との関連を見ました。1表は今年と似ている台風発生数が12個以内の年です。2表は福井の最深積雪が1mを越した年の前年の台風発生数です。

 このように共通点の多い年を調べて予想に生かすのを「類似法」と言って相関を探ります。その通りになるわけではありませんが、手がかりの一つとしています、台風の観測が精度を増したのは1945年以降のことで、米軍の観測機に負う所が多く、統計値は1951年からです。

 9月22日発表の3カ月予報は、11月まで気温は平年並みか高めに経過する予想ですが、12月は平年並みか低めと予想しています。