今年の5月から東太平洋赤道域の海水温が低くなり、6月以降「ラニーニャ」が続いています。

 この現象は結果として西太平洋赤道域に高い水温をもたらしています。今年の台風発生状況は、それを顕著にあらわしています。通常ですと台風の発生域はマリアナ諸島周辺ですが、今年はこの海域での発生数は3個で、フイリピン当方海域は6個、台湾付近は3個、南支那海は2個で年間発生数は14個となり、1951年に統計を取り始めてからの最小数を記録しました。

 台風の動きも異常で、上陸数は平年の2.6個を上回り4個ですが、いずれも日本海からでした。9月8日は日本海を東進してきた台風9号が福井県に上陸しました。

 北陸地方の3ケ月予報は12月はやや寒く、1月は平年並み、2月はやや暖かい。降雪量は平年並みとなっています。冬季、ラニーニャ現象時の日本付近の影響は冬型気圧配置が強まる傾向があります。1950年以降「ラニーニャ」は14回おきており、福井の最深積雪を調べて見ました。14cmから112cmと幅広く分布しており、平均しますと61cmで平年値と同じです。

 過去の語り草となりつつありますが、「38豪雪」はエルニーニョ、「56大雪」はどちらでもない平年並みでした。また過去60年間に1mを越す積雪を記録したのは6回あり、ラニーニャは1回、エルニーニョは1回、その他4回の赤道域水温は平年並みでした。

 12月20日の500hPa北半球天気図で最も気温が低いのはシベリアでマイナス45℃以下です。このため日本付近へはクリスマス寒波が入りますが、その後は目立った寒気はありません。

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