北陸地方は6月16日ころ、平年より4日遅く梅雨入りしました。その後の経過は梅雨空が少なく、盛夏になったかのような天気が多く現れています。

 16日の天気図は本州南岸沖に東西に伸びる停滞前線が解析されており、梅雨時期にふさわしい形になっていました。九州地方は連日大雨になっていましたが、太平洋高気圧が強まり21日には梅雨前線は黄海に押しやられてしまい、23日には本州は高気圧に覆われて前線は津軽海峡まで押し上げられました。

 その後は東北地方を中心に南北に動きましたが福井県に雨を降らせる形にはなりませんでした。梅雨の一般的な説明は、太平洋高気圧の湿った縁辺流と、オホーック海の湿った冷たい気団による擾乱となっています。今年はオホーック海に高気圧はなく低気圧になっています。

 近県の6月の雨量を見ますと、金沢・富山・名古屋は平年並み。新潟と岐阜は平年より40%ほど多くなっています。一方、彦根は77%、舞鶴は平年比38%と異常に少なくなっています。

 県内の雨量は全域で少なく、特に大野と越廼では平年比10%台です(グラフ参照)。入梅後の6月雨量は福井24.5mm、敦賀33mmと過去30年間で共に4番目に少なくなっています。

 17年前の平成6年は全国で大旱魃になり、緊急に外国から米を輸入しました。この年の3月から6月までの福井の雨量は425mmでした。今年は先月の大雨により732mmとなっています。

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