毎年必ず訪れる梅雨ですが、他の気象現象に比べて発現日が年々大きく異なるので、定量的にまとめ難いです。極端な場合、梅雨入りはしたものの梅雨明けは明確ではなく、日を特定できないことが1993年(平成5年)以降3回あります。

梅雨入り梅雨明けの統計を取り始めた1951年(昭和26年)から60年が経ちますが、平成になるまでは梅雨に入った以上、必ず明けるのが当然であろうとの考えの下に、理屈は兎も角くとして明ける日を決めていたと思います。

北陸地方の梅雨について見てみますと、梅雨入りの最も早いのは1956年5月22日で、梅雨明けは7月26日、梅雨の期間は65日でした。梅雨入りの最も遅いのは1958年6月28日で、梅雨明けは7月9日、期間は11日と極端に短くなっています。1987年も6月28日でしたが、明けたのは前者より1月遅れの8月8日で、その期間は41日で30日も多くなっています。

梅雨期間の降水量で最も多いのは、1953年の福井市1004mmで敦賀市767mmで、日数は57日と最長記録の3位です。梅雨期間の最長記録は1956年と1991年の65日間でした。

梅雨の統計値は梅雨期間がまちまちである為、降水量を比較しても意味をなさないのではと考えざるを得ません。しかし、降水がもたらすものは天の恵みであると同時に災害を引き起こす場合があります。特に梅雨末期は大雨になる傾向がありますので、注意報や警報に気を配りましょう。

表は気象庁が命名した災害と福井県で犠牲者が出た事例をまとめたものです。