アメリカ東海岸はハリケーン「サンディ」に襲われ、死者は55人に達し停電は820万世帯に及び浸水による漏電で火災が発生したと報道されています。ハリケーンは日本名台風です。

今年10月までの台風発生数は平年値22.1個で、今年は23個で平年並み。台風接近数(※1)は平年値の10.7個に対して17個と多くなっています。台風上陸数(※2)は平年の2.7個に対して2個となっています。

本州に上陸した台風は6月19日の4号と、9月30日の17号でした。この台風はいずれも紀伊半島に上陸して東海地方を通り東日本を縦断して太平洋へと進みました。台風4号の接近により県内では135校が下校時間を繰り上げました。またJRは特急45本が運休しました。

台風17号の降雨により南越前町牧谷で土砂崩れのため道路が閉鎖され、JRは53本が運休し、小浜線も運転を見合わせるなど交通網は乱れました。福井市越廼では9月として観測史上1位となる19.4m/sの最大風速を観測しました。

台風の接近情報により、JRと航空各社や高速道路は早めに運行取り止めや通行制限をして、災害に備えました。特に航空機は「航空法施行規則」で各飛行場ごとに離陸する場合と、着陸する場合の「最低の気象条件」(weather minima)が決められており、遵守する事になっています

(※1)接近数 台風の中心が国内いずれかの気象官署から300km以内に入った場合の数です。
(※2)上陸数 台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達した場合の数です

図は日本に上陸した台風と日本周辺を通過した台風の経路図です。ただし、小笠原近海や南西諸島をかすめたものは省略しました。

台風による被害は少なかったものの、4月3日は日本海を急速に発達しながら東進した爆弾低気圧(※3)の影響で福井県は強風に見舞われ、人的被害は風による転倒や屋根の破損やフェンスが倒れるなどで11名が負傷しました。

JRや福井鉄道は運休や運転を見合わせるなど交通機関は終日乱れまた。4月の強風を観測史上の記録で見ますと、日最大風速は福井・三国・春江・大野・今庄は1位で、敦賀・勝山は2位でした。7月20日から21日にかけて、北陸地方は太平洋からの暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で、嶺北地方は大雨となり、床上・床下浸水や県道で土砂崩れが発生し、鉄道運休や道路の通行止めがありました。坂井市三国では1時間雨量が42.5mmに達し、観測以来の1位となりました。

(※3)爆弾低気圧 米国の海洋大気庁(日本では気象庁に該当する)は低気圧の中心気圧が24時間に24hPa以上下降するものを爆発的に発達する低気圧と名付けている。このような低気圧の急速な発達は予想が困難な上、大きな被害を及ぼすので予報者は注意深く監視している。