今年の雪はもう終わったんけの?、と友人から聞かれます。今年は大雪にならんと思うよと。天気予報の範囲は答えられますが、中長期になるとあいまいな返事しかできません。気象予報士は天気図を見たからといって、自己流の予報はできない事になっているからです。今年の1月は福井の冬にしては楽な、積雪の少ない月でした。

今年と昨年の1月の図1福井市と図2敦賀市の日積雪量です。500hPa天気図は上旬と下旬に寒気が南下しました。これに伴って今月は福井と敦賀ともに中旬は中休みで下旬は多目になっています。月の合計値は昨年に比べて福井は3cm、敦賀は13cm多くなっています。1月の降雪量合計は福井100cm(平年値124cm)、敦賀82cm(平年値95cm)で平年より少なく、九頭竜・武生・今庄・小浜も同じく少なくなっています。大野は239cm(平年値205cm)で平年よりも多くなっています。表は県内各地の最深積雪です。敦賀と九頭竜は平年より多くなっていますが、その他は少なくなっています。


北日本は大雪になっています。秋田市の1月降雪量は平年より23%多く、最深積雪は68cmで平年の2倍以上です。福井で大雪にならなかったのは、大陸からの寒気の中心は北緯45度(北海道稚内は北緯45度25分)より北を通って行くので、北陸西部へは強い寒気が入らないからと思います。
三八豪雪の最深積雪213cmや五六豪雪の196cmは私の記憶に焼き付いています。逆に少ない年は記録を辿らなければ思い出せません。2006年10月から2007年3月までの月平均気温は平年よりかなり高く、特に2月は観測期間100年で2番目の暖かさでした。図3福井市の降雪量は1月3cmで、統計を取り始めた1952年以来の最小でした。12月から3月までの合計は51cmで、平年値350cmの14%で1952年以来最小でした。

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