今冬の気温は北日本*から西日本まで12月中旬と1月下旬から2月上旬にかけて一時的に平年より高かくなりましたが、その他は平年を下回り、とくに12月上旬と下旬はかなり低く経過しました。北・東日本は2年連続の、西日本では3年連続の寒冬となりました。北日本の日本海側では降雪量が多く、アメダス12地点で最深積雪の大きい方からの1位の値を更新しました。

 沖縄・奄美地方は寒気の影響を受けることが少なく。12月下旬と正月前後が低かった他はほぼ平年並みに経過し、2月上旬は、日本海を発達しながら通過した低気圧の影響で4月下旬の暖かさでした。

*異常気象 30年に一回程度起こる現象
*北日本は北海道・東北地方。東日本は関東・甲信・北陸・東海地方。西日本は近畿以西。奄美・沖縄

 気象庁発表の「世界の天候」から世界の異常気象の際立ったものを抜粋しました。12月の月平均気温の平年差はアジア北部の広範囲で大きく、韓国のソウルは平年差―4.5℃。 カザフスタンのアスタナは平年差―8.9℃。 フィリピンやインドシナ半島では高温になりラオスのビエンチャンは平年差+2.8℃。降水量はヨーロッパ北西部や南東部で多くウクライナのキェフでは平年比322%。フランス西部のナントでは平年比169%。南米のウルグアイのロチャでは平年比317%などと多くなった一方、メキシコのタンピコでは平年比5%。ブラジル南部のサルバドルでは平年比13%と少なくなりました。

 1月の月平均気温の平年差は米国西部アイダホ州ボイシで平年差―6.1℃。アルゼンチンのサンカルロスデバリーローチェでは平年差+4℃でした。オーストラリアは1月の平均気温が統計を開始した1910年以降最も高い記録でした。降水量はスペイン北部パンプロナで平年比404%と多雨(雪)になりました。2月の月平均気温の平年差は東シベリアのズイリャンカで平年差ー8℃。タイのチェンマイは平年差+2.9℃でした。降水量はスペインのビトリアで平年比422%。ブラジルのパトスは2%で少なくなっています。今冬を通してヨーロッパの所々で多雨(雪)になりました。

 日本からは遠く離れた地域の異常気象ですが、大気の流れが僅かに変わると起きますので、日本でも起きる恐れがあります。その原因のひとつが地球の温暖化と言われております。温室効果ガスの削減目標が示された「京都議定書」が結ばれてから20年が経ちますが、削減目標の達成には至らず大気中の二酸化炭素は増え続けています。エネルギーを効率的に使用し、身近なところから少しでも減らすように心がけています。

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