図1

図2

我が家では石油ストーブを5月の連休前に収納しますが、今年はまだ毎朝お世話になっています。

今年福井市の桜の開花は平年より6日早く3月28日で、満開は平年より7日早い4月2日でした。4月上旬の前半は平年より気温が高く春らしい陽気でしたが、10日前後と20日前後、さらに下旬後半に寒気が入り季節外れの寒さとなりました。

北半球の500hPs天気図で見ますと切離低気圧(セツリテイキアツ、cut off low)の影響でした。切離低気圧とは、偏西風が南北に大きく蛇行することにより低緯度にのびた部分が本流から切り離されて出来た上層の寒冷低気圧で、動きが遅いです。

また、切離高気圧は、切離低気圧とは逆で高緯度にのびた部分が切り離されてでき、切離低気圧の形成に伴って出来る場合が多いです。動きはほとんど無く発達したものは「ブロッキンク高気圧」と呼んでいます。


図1は福井市の4月から5月はじめにかけての日平均気温です。平年より低い日が多く、4月の平均気温は平年より1℃低く、最低気温は1.3℃も低くなっています。寒暖の激しさが読み取れます。
図2は4月19日21時の500hPa北半球天気図での略図です。北日本から沿海州にかけて切離低気圧があり、また北部太平洋の西経170度付近にも切離低気圧があります。

この2つの低気圧の間は強い気圧の峰になっています。気圧の峰の一部が切り離されてシベリア東部の切離高気圧になっています。

北部太平洋の切離低気圧は強弱の変化はあるものの4月中はほとんど動かず、また北日本の切離低気圧も若干の動きはあるものの停滞しています。

このため、日本付近は寒気が流れ込む形が続いています。Lは低気圧(LOW)を、Hは高気圧(HIGH)を表しています。5700mとあるのは500hPaの高さで、高緯度にいくほど低くなります。等温度線は-30℃だけ赤色で書きました。

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