8月になりましたが大気の不安定な状態はなかなか解消せず、ようやく8月3日、北陸と東北地方は梅雨明けしました。日本付近は大陸から東進してきた寒気の動きが遅く、上空が冷たく地表は暖かい状態が続いて雲が発達しやすくなっていました。

 1951(昭和26年)年以降の梅雨明け日で最も早いのは2001年の7月2日ごろで、最も遅いのは1991年の8月14日ごろとなっています。平均しますと7月24日ごろですから、今年の梅雨明けは遅れました。ぐずついた天気が続き梅雨明けがはっきりしなかった年は過去3回あります。

 北陸地方の今年の梅雨入りは6月18日ごろです。福井は6月に入って入梅までの降水量は僅か0.5mm、敦賀は2.5mmで少雨傾向でした。

 6月の降水量は県内全てで平年より少なく、特に嶺南地方は少なく、敦賀で平年比78%、美浜74%、小浜64%でした。少雨傾向は7月に入っても続きましたが下旬の後半に大雨となり、表のように美浜と小浜を除いて各地で平年値を大きく上回りました。

 今までの経過を見ますと梅雨明けしていないところは「梅雨の中休み」が度々あり、梅雨明けしたところは「戻り梅雨」が度々あり、じめじめした不愉快な日は少なく陽性型・男性型(差別用語で今は使いませんが)と思います。

 図1は輪島高層観測所の7月500hPaと700hPaの気温です大雨を降らせた下旬中ごろに寒気が入っています。図2は福井の7月降水量の積算グラフです。水平なところは降水なく急激に上がっているところは大雨です。

 図3は和歌山県潮岬高層観測所の7月500hPa高度のグラフです。高度が高いところは太平洋高気圧が強まっており、高度が低いところは気圧の谷が通過しているところで、特に大雨を降らせた下旬は高度が大きく下がっています。高度が持続的に高くなると本格的な夏となります。

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