センバツに向け、ランニングで汗を流す選手たち=福井市角折町の金井学園室内練習場

 第89回選抜高校野球大会に、福井県からは昨秋の北信越大会で41年ぶりに優勝した福井工大福井が2年連続5度目の出場。「まず先輩たちを超えるために初戦を突破し、勢いに乗りたい」と41年ぶりの春勝利へ闘志を燃やした。

 2年連続のセンバツ出場が決まり、喜ぶ福井工大福井の選手に、大須賀康浩監督は「出場の目標は達成したが、次は1回戦を粘り強く勝ってもらいたい。そうすれば北信越大会のように勢いがついて2、3勝はいける」と期待を込めた。

 昨春のセンバツは開幕試合で、優勝した智弁学園(奈良)に10安打完封負け。1番で出場し、悔しさを味わった主将の北川智也は「昨年の経験があったから(北信越で)勝てたと思う。経験を生かして今年こそ1勝したい」と強い思いを口にした。

 昨秋の明治神宮大会は初戦で、優勝した履正社(大阪)に3—4で惜敗し、手応えをつかんだ。「正直、履正社ともう一度戦って勝ちたい思いがある」と甲子園での雪辱も期した。

 北信越大会で50年ぶりにサイクル安打を記録した4番山岸旭は、自身初の甲子園。「楽しみ。打撃には自信がある。ここという勝負どころで1本打ちたい」と大暴れを誓った。

 「みんなの総合力で抑えたい」と話すのは投手陣。北信越大会1回戦、決勝と完投し、優勝に導いた左腕摺石達哉のほかに3投手が控える。強力打線に負けじと「初回から全力で」「強い気持ちで向かっていく」と興奮気味に話した。

 喜びと同時に、春に向けてチーム内の競争も激しくなってくる。昨春、レギュラーでセンバツに出場した山内貴文は「まずはメンバーに入ること。しっかり結果を残していきたい」と気を引き締めた。

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