敦賀気比高野球部OB会の発足を祝い乾杯する参加者ら=27日、福井県敦賀市

 今春の選抜高校野球大会で福井県勢、北陸勢初の全国制覇を果たした敦賀気比高野球部のOB会が27日発足し、初の総会と懇親会が福井県敦賀市プラザ萬象で開かれた。初代監督や同部が輩出したプロ野球選手ら歴代OB約160人が出席し、後輩たちを物心両面で支えることを決め、親睦を深めた。

 同校硬式野球部は1986年に創部し、夏の甲子園で95年4強、97年8強入り。今年はセンバツ優勝に加え、プロ野球ドラフト会議で同部出身者を含め3選手がプロ入り。現チームも来春のセンバツ出場をほぼ確実にし「第2黄金期」を迎えている。センバツ優勝後、OBから会発足の声が上がり、準備を進めていた。

 総会には、中日の岸本淳希選手、西武の玉村祐典選手、オリックスの吉田正尚選手らプロ野球選手らが出席。会長に8期生の高野浩さん(38)を選出した。全国各地のOBのネットワークを生かし有力選手の情報を提供するほか、年会費を集めて球児たちの遠征費などに充ててもらうことなどを決めた。

 懇親会では、高野会長が「地方大会7年連続初戦敗退や10年間甲子園に出場できない苦しい時代があったからこそ今がある。野球部とOBが一体となって伝統校にしていきたい」とあいさつ。出席者たちがテーブルを囲み、思い出話などに花を咲かせていた。

 今季、広島を現役引退し1軍打撃コーチに就任した東出輝裕さん(35)は「OBたちのバックアップが気比の強さにつながっている。毎年プロ野球選手を輩出し、福井を盛り上げてほしい」と期待を込めた。エースとして95年夏の甲子園で同校初の4強入りに貢献したOB会副会長の内藤剛志さん(38)は「縦のつながりも深めていければ」と話した。

 台湾で交流戦を行っている本県選抜の監督を務める東哲平監督は「謙虚な気持ちを忘れず、皆さまから応援していただけるチームを指導者、選手一体となって目指していきたい」とメッセージを寄せた。

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