気象庁では過去30年の気候に対して著しい隔たりを示した天候を異常気象と定義しています。著しい隔たりとは、世界気象機関の定義を見ますと「平均気温や降水量が平年より著しく偏り、その偏差が25年以上に1回しか起こらない程度の大きさの現象」と定義しています。

福井県内で30年以上観測を続けている、嶺北地方の福井(統計年数117年)・大野(37年)・越廼(35年)・九頭竜(31年)・三国(37年)・今庄(37年)の6カ所と、嶺南地方の敦賀(116年)・美浜(37年)・小浜(37年)の3カ所の計9カ所について、平成16年から昨年までの10年間に観測値が更新された件数を調べました。例えば最高気温が観測期間で一番高かった、日降水量が一番多くなった、一番強い最大風速であったなどです。観測値の更新が観測所によって同日に起こった時は1件としました。表は観測種目と各年の発現回数です。2007年は1回も観測されませんでしたが、2004年と2010年は13回と多くなっています。種目では降水量が36件で内訳は降雨量が多くなったが33件、少なかったは3件です。気温は16件で内訳は高温が15件、低温は1件でした。

この表から気温は高くなり降水量は多く、強い風も観測されていることが判ります。地球の温暖化が異常気象を起こす恐れがあると気象学者は警鐘を鳴らしています。その一端が県内の観測値にも現れていると思います。