日本の主な都市、札幌・仙台・東京・大阪・福岡の1月から3月までの月平均値を見ますと、気温は札幌で平年より0.4℃低いほかは各地とも平年並みとなっています。降水量は仙台は平年の181%、大阪で123%と多く、その他は平年並みとなっています(図)。降雪量は3ヶ月合計で東京は平年比445%、大阪で300%、仙台では141%と太平洋側で多く、札幌は83%、福岡は雪がちらつく程度で積雪はありませんでした。

福井市・大野市・敦賀市・小浜市の1月から3月までの月平均気温は各地とも平年より0.2~0.3℃高く平年並みで、降水量は福井と大野は平年の70%台、敦賀は80%、小浜は98%となっています。

気象庁の「世界の天候」から異常気象を抜粋しました。特に顕著なのは、北米大陸の西海岸を除く地域で低温が続いたことです。コロラド州グニンドジャクソンでは12月の平均気温が平年より7.3℃低く、ミシガン州デトロイトの1月平均気温は4.3℃低く、2月はイリノイ州シカゴで月平均気温が5.7℃低いなどで、3月になってもニューヨークの月平均気温は3℃低くなっています。この原因は今冬の500hPaの流れが北米大陸が気圧の谷になりやすく、度々寒気が入る形となったからです。

一方、対照的なのは冬季に地球上最強の寒冷高気圧ができるシベリア大陸が高温になったことです。

バイカル湖畔イルクーックの12月平均気温は平年より4.8℃高く、中央シベリア高原の東のヤクーツクでは7.3℃も高くなりました。1月はモンゴル南東部のサインシャドで平年より7℃高く、2月はフィンランド北部ソタ゛ンキュラでは平年より8.7℃高く、3月になっても中央シベリアのオレニョクでは平年より7℃高いなどとなっています。

雨は降り過ぎても、また少雨で水不足になっても困ったものです。12月はタイ北部のウドンタニで平年比1700%の降水量を観測、一方、ヨーロッパ南東部のルーマニアのブカレストでは平年値は44mmですが今年は0mm。米国カリフォルニア州のユーカリでは平年比7%の14mmでした。

ブラジル東部では12月降水量が平年の400%の大雨で40人以上が死亡したと伝えられました。アフリカ中部ヴィクトリア湖に近いブルンジ共和国では2月の大雨で70人以上の死者が出たと伝えられています。3月の大雨による死者は中国南部で10人以上。インド北部では大雪で10人以上。インド西部・南東部で大雨や雹により30人以上。南アフリカ共和国では大雨により30人以上などと気象災害により多くの犠牲者がでています。