8月は台風の襲来もなく福井県は大雨などによる気象災害も報じられず、稲の刈り入れも各地で見られるようになりました。

台風発生数は7月は平年の3.6個に対して5個と多く、8月はフィリピン付近での対流活動が弱く台風発生は平年の5.9個に対して1個と少なくなりました。この台風13号は東経180度付近に発生して数日後には本州はるか東方洋上で消滅して日本付近に影響しませんでした。

8月は太平洋高気圧の勢力が弱く、本邦の西が気圧の谷になり、南よりの湿った空気が本州に持続的に流れ込みやすい気圧配置となり各地で大雨による被害も続出しました。気象庁は「平成26年8月豪雨」と命名しました。期間はこれまでの災害に比べて長く「7月30日から8月26日」となっています。

またエルニーニョ監視海域の水温は4月以降平年より高く経過しており、エルニーニョ現象までは起きていませんが、日本付近の天気はエルニーニョ時の特徴「低温多雨寡照」になりました。エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米ペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて高くなりその状態が1年程度続く現象です。

福井県の気温を見ますと7月は全域で平年より高く、8月は低くなっています(表1と図1)。降水量は7月は勝山と敦賀を除いて少なく、8月はほぼ全域で平年の2倍から3倍となりました(表2、表3、図2)。


福井と敦賀の日照時間は、7月は多照で平年の20~30%多く、8月は寡照で40~50%少なくなりました。(表4)