12月1日からペルーのリマでCOP20が開かれました。COP1は1995年(平成7年)ドイツのベルリンで開催されました。締約国は先進国や経済発展途上国などで2003年12月で187カ国および欧州共同体です。会議は毎年開催されて今年は20回を迎えました。会議の目的は大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることです。

COPとは…Conference of the Parties 締約国会議の略で正式名称は「気候変動枠組条約締約国会議」

温室効果ガスとは…地球は炭酸ガス・メタン・一酸化二窒素などの温室効果ガスにより年平均気温が15℃に保たれている。これらがなければ-18℃の氷の地球。

18世紀半ばの産業革命以降、化石燃料の使用や森林の減少などにより大気中の温暖化ガスが急速に増えて地球の気温が上昇を続け、それにより異常高温・大雨・干ばつの増加、水・生態系・食料・海面上昇・健康への影響が懸念されています。

スイスジュネーブで開かれたCOP2では削減のための目立った合意はできませんでした。

1997年に京都で開かれたCOP3では、法的拘束力のある数値目標を定める「京都議定書」が採択されました。

「京都議定書」は各国が批准して発効しますが、アメリカは自国の利益のため批准しませんでした。中国は加盟していません。日本は「2008年から2012年までに1990年の排出量に比べて5%削減する」でした。

今回のCOP20は2015年12月のCOP21の新しい国際枠組みに合意することを目指して進められています。今年11月に中国北京で米中首脳会議が開かれ、会議後の12日に温室効果ガスの削減目標を発表しました。米中両国は世界全体の三分の一を占める排出国です。

米国は2025年までに、2005年の排出量に比べて26~28%削減する。中国は2030年以降温室効果ガスの排出を減らすという内容でした。すなわち中国は今後15年は削減しないということになります。一方EUは2030年までに1990年比40%削減を表明しています。

日本は9月の国連総会で安倍総理大臣は近いうちに削減目標を発表すると表明しました。振り返れば2009年9月の国連気候変動首脳会合で鳩山総理大臣は1990年比25%削減を国際公約しましたが、福島原子力発電所の事故以来全ての原子力発電を中止せざるを得なくなり、エネルギー源の構成が決まっていないので未定です。

会議で環境保護などを訴えるNGO(非政府組織)は2日、日々の交渉に後向きな国の政府を批判する賞として不名誉な「化石賞」を日本に与えました。その理由は発展途上国に温暖化対策のために拠出した資金の一部が、CO2を大量に出す石炭火力発電所建設に当てられているとのことです。

12月5日から6日にかけて今冬一番の寒気が日本付近に南下してきました。7日以降は一時気温は上がりますが12日ころには再び寒気の南下が予想されています。4日発表の一ヶ月予報は気温は低目、降水量は多目となっています。1表と2表は11月の県内の気温と降水量です。

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