新年おめでとう御座います。

昨年、12月1日から14日までペルーのリマでCOP(温暖化防止会議)20が開かれ、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させる具体的な目標を作る方針で一致しました。しかし各論を巡り先進国と発展途上国の対立は残ったままで、来年のCOP21で最終合意を目指す新たな枠組み作りは難航も予想されます。

今回の合意のポイントは削減目標が出来た国は2015年3月までに国連に提出する。目標には達成時期や基準年のほか、算出の根拠などを盛り込む。

温暖化防止対策が取り決められないまま遅れに遅れて、今回は2020年以降の方策を模索したもので、「京都議定書」の後8年間のブランクが生じたことになります。この会議の前月に中国北京で開かれた米中首脳会議で両国はCOP20を待たずに削減目標を表明しました。国際会議は事前に議題を各国に知らせて会議で話し合い、議決していくものと思いますが、COP20直前に会議の方針に反した決定を公表するのは、温暖化ガスの3分の1を排出している大国の横暴といわざるを得ません。EUは2030年までに1990年比40%削減を表明しています。

この会議において、日本の望月環境大臣は「2050年までに世界全体で50%減、先進国全体で80%減」という目標を改めて揚げると発言しました。しかし日本の具体的な削減数は未定です。

発展途上国などは経済大国中国の動きを見るでしょう。中国をふくめ先進国は思い切った身を削る方針を出さなければ解決しないとおもいます。

COP20の経過を見ますと、次の事を連想します。

200年前のウィーンが舞台で、ナポレオン・ボンパルト失脚後のヨーロッパをどうするかが各国首脳により話し合われ、夜は華麗な舞踏会がひらかれました。しかし肝心なことは決まらず、「ナポレオンがエルバ島を脱出、フランス上陸」との報にふれ、首脳らは急遽帰国しました。これを「会議は踊る、されど進まず」とオーストリアの公爵が言ったといわれています。

12月4日発表の1カ月予報は気温は低目、降水量は多目となっていました。実況は予想どうりで気温は2℃前後低目で降水量は嶺北で200%以上、若狭地方は130%ほど多くなりました。

1表、2表、3表は12月の県内観測所の気温、降水量、降雪量です。

図は昨年の福井の月降水量の平年比と月平均気温の平年差です。降水量は8月と12月が平年比約250%多く、その他の月は少なかったので年降水量は平年比約110%でした。気温は11月までは平年比2.7℃高かったのですが、12月は大幅に低くなった為年間で見ると+0.06℃となりました。

新年早々に今冬一番の寒気により大雪に見舞われました。1カ月予報によりますと、この先中旬にかけては強い寒気は入らない見込みで降雪は少ないでしょう。