気象庁は6月の天候の特徴を次のように述べています。九州南部では、記録的に降水量は多く、日照時間はかなり少なった。西日本は低温で、西日本の太平洋側では日照時間はかなり少なく、降水量は多かった。沖縄・奄美は、記録的な高温で、日照時間はかなり多く、降水量は少なかった。(表参照)鹿児島では平年の3倍近い豪雨になりました。

沖縄地方は、入梅の平年が5月9日ころ、出梅は6月23日ころで梅雨の期間は46日ですが、今年の速報値(後日再検討して変更になる場合があります)は平年よりも11日遅くの入梅で、出梅は12日早いので梅雨の期間は23日と平年の半分の期間しかありませんでした。沖縄県那覇市の降水量は平年の15%しか降らず、水不足が心配されます。沖縄へ行った時に珍しいと感じたものは、ほとんどの家屋の屋上に円筒形や四角い貯水タンクが据え付けられていることでした。水不足に備えてのことだそうです。今年は7月にはいって5日までは0.0mmしか降っておらず、水不足が心配されます。

伊豆諸島や沖縄諸島などでは河川は少なく、あったとしても流域は短く雨水はすぐ海へ流れていきます。ダムがあったとしても容積は小さいので、各家庭は天水を貯めておくタンクを備えています。小生は昭和32年から2年間東京都の八丈島で勤務しました。天水タンクの水で洗いものをした記憶が数回あります。天水タンクの水は黄色っぽくて直接飲用出来ませんでした。沖縄の備蓄タンクの水は雨水ではなく水道水で常時循環していると聞きました。

先月はインドの熱波についてお伝えしましたが 、6月にはインドの西隣のパキスタンが熱波に襲われました。パキスタンのカラチ国際空港では20日の日最高気温は44℃を超え、21日の日平均気温は平年より6度高い38℃となり、570人以上が死亡したと伝えられました。

天候に影響を与えるエルニーニョ現象は昨年5月から続いており、これから冬にかけても続くと予想されております。

エルニーニョ発生時の夏(6月~8月)の日本の天気の特徴は、平均気温は東日本や沖縄・奄美地方は低く、北日本や西日本では平年並みとなる傾向があります。降水量は西日本の太平洋側と沖縄・奄美地方は平年並みでその他の地方は多い傾向となっています。

※エルニーニョ現象 エルニーニョ監視海域の5か月移動平均*が平年よりも0.5度以上高くなった時

※該当月の前後2か月の平均値、例えば7月の値は5月から9月までの平均値ですので、7月のエルニーニョ現象は9月が終わってから判定されます。

南の海上には3個の台風があります。西から見ますと南シナ海には台風10号(リンファ)、マリアナ諸島には台風9号(チャンホン)、マーシャル諸島には台風11号(ナンカー)です。9日の予想位置は10号が台湾海峡、9号は沖縄南海上で非常に強い940hPaと予想しており、厳重な警戒が求められています、恵の雨となれば助かります。11号はマリアナ諸島です。

2000年から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、この領域の日本ほか14カ国の各国から提案された140個の固有名詞を順番に用いています。約5年で一巡することになります。日本は星座の名前を提出しました「テンビン」・「ヤギ」・「ウサギ」などです。「リンファ」マカオ語で「蓮」。「チャンホン」ラオス語で「木の名前」。「ナンカー」マレーシア語で「果物の名前」です。

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