気象庁のエルニーニョ監視速報によると、来年5月までエルニーニョ現象が続く見通しとなっています。 今年10月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は+2.7℃で、10月としては1950年以降2番目の大きい値でした。エルニーニョ現象時の値は、監視海域の西経150度から西経90度までの赤道付近の海面水温の値を基準値との差であらわしています。

エルニーニョ現象発生時の冬季の日本付近は冬型が弱まる傾向にあります。過去のエルニーニョ現象が顕著であった1962年~1963年、1972年~1973年、1987年~1988年の冬の天気の特徴を見てみましょう。1表は月降雪量・最深積雪・月平均気温とそれぞれの平年差です。降雪量と積雪が青色は平年より少ないことを、赤色は多いことを。気温は赤が高く、青色は低いことをあらわしています。
1963年の冬は、38豪雪と名づけられ未曽有の豪雪でした。この年はエルニーニョでしたが暖冬にはなりませんでした。1973年と1988年は雪は少なく、気温は高めで冬型が弱かったことを示しています。

平年との比較は観測値と直近の平年値を使用しますが(例えば38豪雪は1963年ですから1931年~1960年の平均値と比較する)、今回は現在使用している1981年から2010年の30年間の平年値と対比しました。

11月の県内の気象は、降水量は平年並みのところが多く、日照時間は少ないにもかかわらず気温はたかめに経過しました。(2表)日照時間と気温は比例関係にありますが、温暖化の影響でしょうか。

3日発表の北陸地方の1カ月予報によると、気温は高く降水量と積雪は少なめとなっています。

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