明けましておめでとう御座います。

昨年11月30日からフランスパリで開かれていたCOP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)は、史上最多の196カ国・地域が参加して、12月12日「パリ協定」を採択、「今世紀後半に世界の温室効果ガス排出量を実質的にゼロにすることを目指す」としました。

議長国フランスのオランド大統領は「気候変動と戦うためのモットも美しく平和な革命を成し遂げた」と宣言しました。1997年に京都で開かれたCOP3以来、18年ぶりの枠組み誕生です。京都議定書は発展途上国や中国は除外されていましたし、米国は自国の都合により議定書から離脱しました。COP21は全ての国が参加する新たな制度として取りまとめられました。

COP21で議決したことは、端的に言うと温室効果ガスの排出を減らして気温上昇を抑えることです。温室効果ガスとは、人間の活動によって増加した二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなどのことを指します。

温暖化防止は待ったなしの課題です。2014年12月から2015年11月の1年間に世界で観測された異常気象は高温と多雨が非常に多いことです、一方、少雨は少なく低温は極端に少なくなっています。(グラフ参照)

具体例をいくつか紹介しますと。多雨は、タイのチェンマイでは、乾季の1月に79mm観測し平年比1927%。インド西部コータでは、3月に136mm降り平年比1766%。メキシコのトレオンでは、2月に67mm降って平年比1289%などとなっています。

少雨は、ブラジルのビトリアは1月降水量は0mm平年値は128mm。ベネズエラ北部カラカスでは6月の月降水量0mm平年値122mm。インドネシアのパンカルピナンは9月の月降水量0mm平年値129mm。

高温は東シベリア東部オイミヤンコで1月の月平均気温-38.1℃を観測、平年値より8.3℃高くなりました。ロシア北西部ナリヤンマルでは、3月の月平均気温-4.1℃で平年より6.8℃高くなり、西シベリアディクソンでは4月の月平均気温-9.6℃で平年より7.8℃高くなり、高緯度での気温上昇が顕著になっています。

昨年12月の福井県の月降水量は嶺南では平年より多く、三国は少なく、その他はほぼ平年並みとなっています。日照時間が平年よりも少ないにもかかわらず、気温は全県で1.2℃高くなりました。降雪量は少なく、多雪地帯の奥越九頭竜の最深積雪は平年値が69cmに対して4cmとなっています。年が明けて4日までは県内観測所で積雪はありません。また1カ月予報は気温高め、降水量並みか少ない、降雪量も少ないと予想しています。

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