「梅は咲いたが桜はまだかいな」は江戸時代の端唄のひとつです。福井市内もあちらこちらで梅の香りがしています。

福井市の今年の梅開花は1月4日で、平年が2月25日ですからものすごく早く、昭和28年に観測を始めて最も早い記録になりました。梅の開花日とは標本木の白梅が5~6輪の花が咲いた日です。1月4日の最高気温は15.5℃、平均気温は9.4℃でした。平年梅開花日の最高気温は8.3℃、平均気温は4.3℃ですから白梅はあまりの暖かさに「びっくりぽん」と咲いたのでしょう。

気象庁では、全国の気象官署で統一した基準により梅・桜の開花した日、楓・銀杏が紅(黄)葉した日などの植物季節観測(※)や、うぐいす・あぶらぜみの鳴き声を初めて聞いた日、つばめ・ほたるを初めて見た日などの動物季節観測を行っています。観測担当部署の職員は通勤途上や屋外に出たときなどは現象をとらえようと神経をとがらせています。観測された結果は、季節の遅れ進みや、気候の違いなど総合的な気象状況の推移を把握するのに用いられる他、新聞やテレビなどにより生活情報のひとつとして利用されています。(※)植物季節観測の多くは、観察する対象の木(標本木)を定めて実施しています。

気象協会が発表した福井のそめいよしの桜の開花日は昨年同様3月31日となっています。平年は4月3日です。南西諸島の石垣島・宮古島・南大東島ではひかん桜を観測していますが、今年は平年より20日前後早くなりました。

2月の県内は寒暖の差が激しく、日平均気温は中旬前半は高く中頃は極端に低くなりました。全県で平年より1℃以上気温が高くなりました(グラフ参照)。降水量はほぼ平年並みでしたが三国や勝山で多くなっています。日照時間は平年より多く特に嶺南は4割増しとなりました。降雪量・最新積雪ともに平年より少なく奥越では極端に少雪でした。平野部での最深積雪が多かったのは16日の小浜で27cm、大野で17日に同じく27cmでした。

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