3月23日は「世界気象デー」でした。世界気象機関(WMO)は、1950年3月23日に世界気象機関条約が発効したことを記念してこの日を設けました。今年のキャンペーンテーマは「より暑く、より乾いた、より雨の多い-将来と向き合う」です。言い換えれば地球温暖化防止のために、個人レベル、地域社会のリーダー、ビジネス分野、市民団体、政府そして国連機関すべての貢献が求められています。

2015年12月フランスのパリで開かれたCOP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)は同月12日、「世界の平均気温上昇を産業革命以前から2℃未満に抑えることに加え、1.5℃未満を努力目標にする」と明記。今世紀後半をめどに温室効果ガス排出の実質ゼロを目指すという「パリ協定」を採択しました。このパリ協定は、合計で世界の総排出量の55%以上を占める55か国以上が批准、承認することで発効します。

4月22日ニューヨークの国連本部で「パリ協定」の署名式が行われ、少なくとも175の国と欧州連合(EU)の代表が署名しました。この初日の署名数としては国際協定史上最多となりました。日本の国連大使は早期批准に向けた取り組みを加速させる意向を表明しました。米国は年内に、中国は今年の9月にそれぞれ批准の目標時期を明言しました。

温室効果ガスの二酸化炭素排出量は2013年調査で世界の排出量比で多い順に、中国28.7%、米国15.7%、インド5.8%、ロシア5.0%、日本3.7%などとなっており、国民一人当たりの排出量は米国16.4%、ロシアと韓国は11.6%、日本は9.7%で、排出量の多い中国は一人当たりにすると7.0%です。地球の温暖化により異常気象は続発すると科学者は警告していますが、実感がわかないため先送りにしてしまいがちです。本腰を入れて官民一体の取り組みが求められています。

4月の福井県内の気象は降水量は一部で平年並みでしたが、その他は3割から4割多くなりました。気温は全県で1.5℃前後高く、日照時間は平年より少なめでした。