風力の階級は1805~1808年に英国海軍のビューフォート提督が発案したもので、帆船に及ぼす風の効果を考えに入れて作られましたが、その後改良を重ねて陸上でも使用されるようになり、1947年の第12回国際気象台長会議で承認されました。現在の内容は1964年の改正によるものです。風速が半端な値になっているのはノットを換算したためです。1-3ノットは0.3-1.5mです。

至軽風、疾風、軟風、和風、疾風、雄風、強風、疾強風、大強風、暴風、烈風、颶風はビューフォート風力階級にあり風の強さを表しています。その他には、下記の呼び名があります。

「春一番」 立春から春分までの間で、日本海低気圧により吹く南寄り8m以上の風で、気温が上昇した場合。「東風(コチ)」菅原道真の詩で有名で、春を告げる風。

「涅槃西風」 陰暦2月25日は釈迦寂滅の日、此の前後に吹く強い西風のこと。

「薫風」 新緑の頃そよ吹く爽やかな薫ような風。「凱風」和らいで吹く南風

「真風(まし)」 伊豆半島から瀬戸内海にかけて使われる、春から夏に吹く弱い南風。「南風(はえ)」西日本に伝わる言葉です。

「山背(やませ)」 三陸地方に吹く夏の冷たい北東風で農家は冷害に悩まされています。「いなさ」主に東日本に伝わる言葉で台風の南寄りの暴風を言います。

「野分(のわき、のわけ)」 台風などに伴う秋の暴風。

「乾風(あなじ)」 西日本では冬の季節風で、「あなし」「あなせ」などと言います。

「玉風」 東北や北陸地方で冬の季節風をこのように呼ぶところがあります。

通常「風速」というのは「平均風速」のことで、10分間の平均値です。例えば風船を手放して600m飛んだとしますと風速は1メートル(m)になります。地上観測所では観測点を基準として風速計で測ります。高層観測では風船の移動距離から風速を求めます。

瞬間風速は読んで字のごとく瞬間の風の強さです。風の観測は古く紀元前バビロニアで風の方向を8方位にしたとあります。また、1490年にレオナルド・ダ・ヴィンチが風速計を作った記録があります。(気象辞典より)

2014年6月から始まったエルニーニョ現象は約2年続き今年5月にラニーニァ現象へと変わってきました。今冬はラニーニァ現象が続くと予想しています。1958年から2012年までの統計で、ラニーニァ現象の時の冬は東日本(福井県を含む)の日本海側で平均気温は低く、降水量は少なく、日照時間は少ない傾向となっています。

今年は台風の発生が遅かったのですが、9月の18号発生で平年並みとなりました。

県内の9月の気象は、降水量は台風16号や秋雨前線の活動が活発になり全県で多くなりました。台風16号に伴う20日の降水量は九頭竜で117mm、大野91mm、嶺南の大飯では109.5mm、敦賀と美浜と小浜では90mmを超し、月降水量は平年値を大幅に超えました。気温は平年よりも1℃ほど高目でしたが、日照時間は全県で少なく平年の60~70%でした。

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