この時期、寄せられた中でもご質問とリクエストが多かった食生活と生活習慣のバランス。今回のコラムでは、食育を講師としてお仕事に活躍するための知識を学習していきます。

学校学級単位~ご家庭各地それぞれで実践していただけるようなメニューにしていきます。では、心身ともに健康であるとは、どのような状態なのでしょう。

わたしが共感するのはOptimum Health オプティマムヘルス=最善の健康 といった考え方です。

これは、LOHASを目標とした食生活では、望ましい食生活を通じて心身ともに健康な状態に改善して継続してくことと日本の行事食を軸にした日々の中にとりいれられている方々へも共通している観点です。

単に病気ではないといった健康ではなく、それぞれの人にとって最善の健康を実現しましょうよという志向です。心身ともに健康でイキイキとした日々を過ごせる最善の健康状態を実現するために、食生活のあり方はとても大切な要素。また、そうしたOptimum Healthを正しく実践するためにも食育の幅広い知識は不可欠なんですよね。

まず、健康に留意した規則正しい生活習慣を3つが浮かびあがります。

1. カラダの状態が良好
2. ココロの状態が良好
3. 意欲的な生活態度

食育の知識に添った食生活を継続すると、健康な身体と心が維持されて、自然と生活全般に対する意欲もうまれてくるでしょう。また、意欲的な生活態度が生まれることで、さらに理想的な食生活に気くばりができるようにもなってきます。これは、良し。これは考える。これは、悪い。多岐にわたる情報化社会の中でもあなたなりの取捨選択ができるようになってきます。

幅広く情報を収集してよい点をあなたの生活に取り入れることは素晴らしいことですね。その際には、指導する対象者にとって、本当に適切な情報かどうかを見極められることが大切です。世間に流布した曖昧な情報や、通俗的な思い込み、迷信的な情報に惑わされることがないようにもなってきます。

食育指導者先生の中には、今年も今月~来月にかけて実施される医療国家試験を取得された方がわたしの界隈にも集結していまして、Holisticホリスティック医学という言葉を注目しています。わたしたちは直接、口からとる栄養が主流ですが、輸液栄養といってダイレクトに各部位へ運ぶ方法を選択できる専門的な知識と実践をそなえたチームです。美味しい高価な栄養でも、誤った栄養をとりいれてしまうと人間の機能が正常に機能しない状態といったらわかりやすいと思います。

そもそも、ホリスティックとは、ギリシャ語のHolos(全体)を語源としたHolismの形容詞からきています。つまり、ホリスティック医学とは、人間の健康を身体と心、自然とのつながりなどの全体として捉えて自然治癒力を重視しながら治療を進めていく考え方です。

食育では、医学と治療の領域まで踏み込むことは難しいですが、このOptimum Healthをぜひ、覚えてみてくださいね。人の健康は、食事=栄養バランスなどに優れた望ましい食習慣。運動=適度で爽快な運動習慣。睡眠=規則正しく質のいい睡眠習慣。このトライアングルを生活習慣全体を見直して改善していかなければなりません。特に、運動と睡眠は、生活習慣の中でも健康の垣根に関わる大切な要素です。

◆人間を体・心・気・霊性などの有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との調和にもとづく包括的、全体的な健康観に立脚する。

◆生命が本来、自らのものとしてもっている自然治癒力を癒しの原点におき、この自然治癒力をたかめ、増強することを治療の基本とする。

◆病気を癒す中心は患者であり、治療者はあくまでもフォローする。治療よりも養生他者療法よりも自己療法が基本であり、ライフスタイルを改善して患者自身が 自ら癒す 姿勢が治療の基本となる。

◆西洋医学の利点を生かしながら中国医学やインド医学など各国の伝統医学、心理療法、自然療法、栄養療法、手技療法、運動療法、などの各種代替療法を総合的、体系的に選択・統合し、最も適切な治療を行う。

◆病気や障害、老い、死といったものを単に否定的にとられるのでなく、むしろその深い意味に気が付き、生と死のプロセスの中で、より深い充足感のある自己実現をたえずめざしていく。

さあ、それぞれの進路がきまってきましたね。あとは、新年度にむけての助走にそなえるとても大事な時期です。食べ物から吸収した三大栄養素=代謝によってカラダを動かしたり、生命を維持するためのエネルギーATP=高エネルギーリン酸結合物質(アデニンやリボースとリン酸が結合した物質)リン酸が分離するときのエネルギー発生力を活用して大切な役割を果たしてもらいましょう。

三大栄養素からATPが生成されるしくみには、大きく分けて2つの流れがあるといわれていますね。より多くのエネルギーを生み出すのが TCA回路(有酸素過程)呼吸によって得られた酸素を使った化学反応からATPを生成します。もうひとつは酸素を使わずにATPを生み出す 解糖系(無酸素過程)です。

三大栄養素=糖質・たんぱく質・脂質 どの食材をメニューにとりいれましょうか。

誰に調理してもらいましょうか。

新年度までの助走期間中いくつかニュースもお預りしています。

みなさまのもとへあがれる日を楽しみに。そのお話は、また次回に。


【参考資料】

特定非営利活動法人 日本食育インストラクター協会